メンバーインタビュー第8回は、松山大学1年生の うた(@栗谷詩  )さんに、「撮り旅 in 愛媛」の感想をうかがいました。「撮り旅」とは、旅をしながら映像制作を学べる「旅×学び×映像」をテーマとしたイベントです。

うたさんは何をきっかけに参加されたのか、いったい「撮り旅」ってどんな感じなのか……こだわったポイントや、挑戦されたことなども語っていただきました。イベントの中身が気になる方、次回参加を検討中の方、ぜひ参考にしてください。

うた
愛媛県在住。松山大学1年生。撮り旅に参加。


夢中になれるものをみつけた中学時代


——うたさんは、愛媛で開催された「撮り旅」に参加されていたんですよね。「撮り旅」のことやAOI Film Craft Lab.のことは、どこから知ったんですか?

うた:今大学1年生なんですけど、松山大学の学内ポータルに「撮り旅」の募集が掲示されていて、見つけてすぐに応募しました。AOI Film Craft Lab.のことを知ったのも、そこからです。

——参加してくださって嬉しいです!    うたさんは、映像関係の学部なんですか。

うた:いいえ、経営学部なんです。授業でメディア論を受講することはできるんですけど、専門的に動画制作を学ぶ場所ではないですね。ただ、個人的に写真や動画は、観るのも撮るのも大好きです。

——どんなジャンルのものが好きなんですか?    好きになったきっかけがあれば教えてください。

うた:中学生のころYouTubeに出会ったんです。そのころ他に楽しいなって思えることがなかったんです。夢中になれるものがなかった。でも、たまたまYouTubeを観るようになったら、すごくハマってしまって。それで、わたし自身も動画をつくってみたいなと思ったんです。

——中学生のころというと、視聴用デバイスは?

うた:オンラインの学習塾みたいなものをやっていたんですけど、それ用のタブレットですね。ほんとは、勉強してポイントが溜まったらYouTubeなどを観るのに使えるって設定だったんですけど、わたしはどうしてもYouTubeが観たかったんですよ。
だから、タブレットの設定を勝手に変えて、YouTubeばかり楽しんでいましたね。

——動画みたさに、タブレットの設定をハックしちゃったわけですね(笑)。

うた:そうです(笑)。初めてハマったのはスカイピースさんの動画だったと思います。昔だから、まだ今みたいに有名っていう感じではなかったんですけど。そこからいろんなYouTuberさんの動画を観て、フィッシャーズさんが一番好きになったんです。メンバーのマサイさんが、すごくカメラ好きなんですよ。マサイさんをきっかけにカメラや機材にも興味が出て、自分で撮ってみたいと思うようになりました。

——「撮り旅」の前にも、動画や写真は撮っていたんですか?

うた:写真を撮るのは好きです。訪れた場所の風景をiPhoneで撮って、フォルダにまとめたり。でも、動画制作まではいかなかったんです。「撮り旅」で、ようやくその動画版ができました。



「撮り旅」で得た新しい視点


うた:「撮り旅」では色々な機材を使わせてもらいました。自分が今使っているのはiPhone 8 なので、少し古くて画質も悪いなって感じていて。ちゃんとしたカメラだと、やっぱり映像がすごくキレイだったので、感動しましたね。

——スマホではなく撮影機材を使ったのは初めてだったそうですね。自分の中で発見はありましたか。

うた:iPhoneで撮るときは、いつも自分の目線で撮っていたんですよ。でも、ドローンとか、自分の目では絶対に見られない視点から映像を撮れたのですごく面白かったです。ドローンは初めて触りました。もっと難しいと思っていたんですけど、教えてもらった通りに操縦したら、思っていたよりもずっと簡単で、自分の足では絶対に撮れない角度から撮れるのがすごく面白かったです。

——ドローンにも挑戦されたんですね!    どこを飛ばしたんですか。

うた:渓谷ですね。水の流れに逆らって低空飛行させてみたんです。「もっと低く、水面に近づけて飛ばしたいな」とか、撮っているうちにいろいろやってみたくなりました。
わたしは自然を撮るのが好きで、計画段階から、水がある場所を撮りたいと思っていたんですよ。ドローンを使った撮影方法は、事前にYouTubeでチェックもしておきました。参考に観た動画では滝を撮っていて、水ギリギリのところを上下に移動させていました。
わたしが撮ったのは滝ではなくて、川でしたけど「水の流れが撮りたいな」と思ってたので、やりたかったことには挑戦できたと思います。

drone.png 1.85 MB
——撮れた映像はどうでしたか。イメージ通りでしたか?

うた:スタッフの方に教えていただいて、何回かトライして、満足いくものが撮れたと思います。あと、やっぱり感動したのはカメラです。やっぱり、一眼レフっていいな……って思いました。画質が全然違う。自分でも買いたいと思っているのんですけど、今回色々な撮り方を教えてもらったので、今後自分が旅したときにも活用できるなと思いました。
スマホって、撮っている感じがあんまりしないんですよ。大きい機材で撮影するのって、撮っているって感じがして好きですね。

映像好き同士だから人見知りしない


——「撮り旅」ってチームで動きますよね。メンバーは顔見知りだったんでしょうか。

うた:全員同じ松山大学ではあるんですが、みんなそこで初めて会いました。3人1チームで動くんです。わたしは、自分ってすごく人見知りなところがあると思っていたんですけど、全員「はじめまして」っていう状態で、しかもみんな映像が好きな人ばかりだったので、人見知りせずに仲良くなることができました。

——チームでの撮影はどうでしたか?   

うた:メンバーの誰かが「ここ綺麗じゃない?」って言ったらそのアングルで撮ってみたり。チームのメンバーが撮りたい角度をみつけたら、カメラを渡してとって……わたしも、かなり自由に色々撮らせてもらいました。

My project-1 (5).png 1.82 MB
——撮影計画も、チームでつくったんですよね。予定通りに回れましたか。

うた:一応きちんと香盤表も組んだんですけど……まぁ、その通りには進まなかったですね(笑)。当日になってお昼の時間をいれてなかったことに気がついてしまったので、急遽つけたして、後ろの時間をずらしました。やっぱり、思ったより時間がかかったと思います。
自分自身は、あまり時計を見られなくて、すごく時間がおしているときは、スタッフの方や同じチームのメンバーが確認してくれていて助かりました。ひとつだけ残念だったのは、ポコペン横町。夕方の時間帯に撮影する予定を組んでいたんですけど、3時に終わっちゃっていたんですよ。計画をたてたけど、計画通りにやってみるのは難しいんだなって思いました。

——撮影そのものだけでなくて、計画って難しいですよね。先ほどから、スタッフの名前が出ていますが、AOI Film Craft Lab.のスタッフとのコミュニケーションはどうでしたか?

うた:みなさん気さくで、お話しやすかったです。わたしは一眼レフを買いたいって思っているんですけど、チームについてくださった當麻さんにいろいろ聞いて、教えてもらいました。すごく勉強になりました。
向こうからも話をたくさんふってくれたので、質問もしやすかったです。
あと、移動中の車内は、そのとき流れている音楽の話をしたり……本当に友達と旅をしているみたいな感覚で、とても楽しかったです。

——いいですね。わたしも行きたかった……!

うた:曲を決めるだけですごく迷ったし、今も色々な素材がある中で選ぶのもすごく大変。これもいいけど、でもこっちもいいなって、ずっとにらめっこしてる状態なので、長い時間編集してるつもりでも、思ったより進んでないみたいな状態になっていて、難しいです。編集の日に、いっぱいアドバイスはもらったんですけど、今はひとりで編集しているので。

——完成を100%とすると、今は何%くらい終わりましたか?

うた:半分ぐらいまで行ってたらいいなと思うけど、実際は20か30%くらいかな……スケジュールとの戦いになっていますね。
わたしは、訪れた場所を訪れた順番でまとめようかなって考えているんですよ。見返した時にそのルートが思い出せるかな、と思って。でも、音楽とあっている動画が好きなので、音楽の盛り上がりと一番目立たせたい部分をあわせたいんです。そうすると、立たせたい部分が合わなかったりして……やっぱり、すごく難しいと感じます。

——がんばってください!

うた:まだ完成してないですけど、次もあればぜひ参加したいです。オンラインのイベントも出てみたいですけど、また定期的に愛媛でイベントやってもらえたら嬉しいですね。

一眼レフカメラやドローンに初挑戦されたうたさん。編集中の動画が出来上がったらぜひ見せてくださいね!    次のイベントもご参加お待ちしています。

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